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2020.07.18 ~ 2020.09.06
本展覧会は、森狙仙の三兄弟と、そういった京都・大坂の動物画を得意とした画家を紹介するものです。これまで熊本県立美術館では、狙仙の三兄弟を取り上げた展覧会は開催されたことがなく、本展覧会が初めての企画となりました。狙仙らの動物画は親しみやすい画題のため、子どもから大人まで、多くの方に楽しむことが出来る展覧会でしたよ!
森周峰筆《雨中牧童図屏風》
雨の中で、大きな牛が意のままに動かずに嘆いているかのような童子。
「たらしこみ」も用いた牛のボリューム感と、墨による雨の表現が秀逸です。
雨中牧童図屏風
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森狙仙《猪図》
(株式会社 千總蔵)
猪が伏した姿は、人々の安息を意味する縁起物でした。
それにしてもこの猪、何か含むところがありそうな目つきです。
猪図
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大原呑響(どんきょう)筆《孫悟空図》
ちょっとお腹の出た孫悟空が、口から無数の分身を出してる図。 口元では点にすぎないのが、画面上部では如意棒を持った猿の姿になっていきます。
孫悟空図
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森一鳳筆《熊図》
下を向き、丸くなった姿勢がユーモラスで愛らしい熊の絵。
作者の森一鳳(いっぽう)は幕末から明治初期に活躍した森派の絵師で、細川家の注文にも応えました。
熊図
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《仏林狗追憶詩画帖》
大坂の戯作者・武内確斎(かくさい)の愛犬の死を偲び、森狙仙らを含む22名の絵師や文化人が、その絵姿や追憶の漢詩文を寄せた画帖です。 愛犬の死をきっかけに、そんな詩画帖が作られる交友関係は微笑ましいものです。
仏林狗追憶詩画帖
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森狙仙《猿猴図》
森狙仙の触りたくなるような「もふもふ」の猿。この「もふもふ」は、墨や褐色をぼかして塗り、その上から1本1本毛を描くことによって表現されています。
猿猴図
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